2009年10月25日

人間と動物のあるべき関係

先日の木曜日は、僕がラジオのパーソナリティーをしている『FMよみたん』で木曜の夜9時から放送している SonudtoColor-音十色- という番組にお邪魔しました。ブログのお気に入りにもある ワン‘sパートナーズ の比嘉ご夫妻に出演いただきサポートとしてご一緒しました。担当パーソナリティの玉那覇さんがとてもソフトな方で上手に話を引き出してくださり、動物愛護に関して少しでもお伝えできたかと思います。

今日は動物に対して人間はどうあるべきかについて考えてみます。まず人間と動物で霊的に決定的に違うのは、人間には自我意識があること、因果律が働くということです。逆に動物には人間にあるような高度な自我意識はありませんが、因果律の適応もありません。人間に自我意識と因果律を与えたのは勿論、神ですがそれは人間の霊的成長を願う神の大きな愛の表れです。

それは、人間が霊的に成長してこの物質界から霊界まで包み込む因果律や自然法則をより深く理解し、物質世界のなによりも価値のある霊的な喜びを味わってほしいとの神の愛の表れだと思います。因果律、自然法則に対して完全な理解は不可能ですが、その存在を心に落とし込み理解し日常で活用できるようになるまでは、ほとんどの人が失敗から厳しい因果律の結果を味わうことで法則を理解する道を歩むと思います。

もちろん失敗をして苦しみを味わうことなく霊的成長の道を歩める人もいるかと思いますが肉体を持つ人間の弱さもあり、そういう人はめったにいないのではないかと感じています。

人間は時には厳しく時には暖かい大きな愛を神から与えられ時期がくればそれを実感することができますが、動物は神の愛を感じることのできる高度な知能や霊的自我がまだ芽生えていません。シルバーバーチは動物に対しては人間が神の代理として愛を与え、それにより動物界、自然界の成長進化に寄与することが出来て、その結果として自然界から残虐性が減り狼と子羊が一緒に眠るような世界が訪れるといっています。

僕も以前は動物に対して愛情はかけていましたが、しつけるために叩いて教えていたりしていました。これは高度の知性と自我意識がない動物に対して無用な恐怖心を与えていただけだったのだと今は反省しています。愛犬のクッキーと接する中でクッキーの表情が柔らかくなり目の輝きが増しているのは、確かに実感しています。僕自身も動物との正しい接し方を教えてもらっているのを感じています。

しかし、ワン‘sの比嘉さんのお話を聞いても人間社会全体が動物に対して正しい接し方ができる世界はまだまだ先だと感じています。でも真理の普及に伴い、真の意味で動物に優しい世界が訪れるのは確実です。少しでもそのときが早まるよう日常での真理の実践と普及をがんばっていきます。


シルバーバーチのいう「狼と子羊が一緒に休むような世界が訪れる。」というのは比喩ではないかとも思いますが、無用な恐怖心は残虐性を生むような気がします。人間の活動が自然界に大きな影響を及ぼすのは確かですがこの言葉からは、人間がほとんど接しない自然界にいる動物の霊的成長にも人間が強く関与している様子が伺えます。この点は正直なところ実感は難しいですが、動物や自然に愛と感謝を向けて調和する方向で生活することでこれらの成長を促すことを僕は納得しています。


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Posted by s.hirakawa at 07:47 │シルバーバーチの霊訓より