沖縄シルバーバーチ読書会　ブログ

前回のブログで何度か『霊界の道具』という言葉を書きましたが、今日は霊訓の言葉を引用しながら考えてみようと思います。

あなた方は、所詮、私たちスピリットの道具にすぎません。そして、私たちも又、さらに高い神霊界のスピリットの道具にすぎません。自分より偉大なる力がすべてを良きに計らってくださると信じて、すべてをお任せすることです。　　
『霊的新時代の到来』p.175

為さねばならないことが山ほどあります。全生命を創造なさり、生きる道を示さんとしておられる大霊の道具として、進んで志願する者を必要としているのです。　　
　『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』p.78

私の世界には大霊の使者の大軍が控え、いつでも地上世界のために手助けをする用意を整え、あなたのような“道具”が“私はいつでも用意ができております。どうぞお使いください”と言ってくださるのをお待ちしている事実を、この目で見て知っているのです。　　　
『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』p.64

シルバーバーチの言葉にもあるように、霊界の人々は霊的真理に価値を見出し、霊界をあげての地上救済プロジェクトの最前線でのメンバーとして自らの意思で働く地上人の出現を休みなく待っています。

また『道具』というと操り人形みたいなイメージを持たれる方もいるかも知れませんがそうでは有りません。僕はまだまだ浅いながらも真理を理解することで、目の前で起こることに対してより価値のある霊的な視点で見ることを知りました。またそれにより新たに自分自身の未熟さに苦しむことも有りますが、地上人生の目的を理解し、死への恐怖が無くなり、また平和な地上世界が確実に訪れる事を理解しました。どう転んでも今のほうが真理を知る以前より幸せですし、地上の何よりも価値のあるものを手にしたと考えています。また、それにより未熟ながらも霊界の道具として使って欲しい、そして少しでも霊界の波長に合わせることのできる良い道具になりたいと考えるようになりました。　　　　　　　　　　

また、真理を知ったことでその知識をどう生かすかの責任は伴います。要するに自身の霊的成長を促進し、霊界の良い道具になる為の指針を理解しながらも日常に生かせなかった場合にはそれなりの責任を取らなければならないと言うことになります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし同時に霊界の人々は人間のもつ弱さや脆さを十分に理解しています。またシルバーバーチは失敗や罰に脅えて過ごすような生き方はしてほしくない！とも言っています。このように、霊界の人々は人間の弱さや未熟さを十分に理解しながらも、大霊の働きかけのもとに確実に地上天国は達成するとの確信を持ちながら、地上で手を上げる人の出現を待ち望んでいます。その地上天国の時が早くなるか遅くなるかは地上人１人１人の選択の集大成で決まるかと思いますが、まずは自身を真理と調和させる努力をし、同時に外へ向けて真理を伝える努力をしていきます。


＊真理と調和する為の努力とは、肉体的なもの物的なもの心の持ち方をコントロールして霊を優位にする努力です。また自身の中にある様々な物的欲望や嫉妬心、寛容さの足りなさなどありますが、見本とする霊界の人々の人格に習って少しでも近づけるように頑張っていきます。