2012年10月31日
10月のスピリチュアリズム・福岡サークル読書会
10月のスピリチュアリズム・福岡サークルの読書会に参加してきました。
今回は シルバーバーチは語る の3章の前半部分とスピリチュアリズム普及会の発行しているニューズレターの4号、そして、続スピリチュアリズム入門から学びました。
今回の学習のポイントは
◇間違った宗教による霊的弊害(6つの悲劇の一つ) *ニューズレター36号参照
・宗教の目的・・・霊的恩恵を地上にもたらす
・間違った教義がもたらす霊的弊害
①霊的牢獄
②霊的成長の阻害
③争い・戦争の原因
④霊界での地獄状態の形成
*スピリチュアリズムの説く霊的真理は地上から間違った宗教を消滅させ、人類を霊的弊害から開放する・・・・・魂の革命
でした。
地上の宗教も、その時代時代に霊界から降ろされたインスピレーション(真理の一部分)でしたが、様々な成り行きから人工的なものに作り変えられてしまったことで霊的真理、霊的事実からかけ離れたものになっています。
僕は宗教についてはあまり詳しくありませんが、シルバーバーチの交霊会はキリスト教圏のイギリスを中心として行われたのでキリスト教の問題点を説いていることが多いです。その中で印象に残っている言葉があったので掲載します。
「“最後の審判日”を待ちながら、死体の埋葬されている墓地で暮らしているクリスチャンの霊がいるというのは、事実その通りです。それが私たち霊界の者にとっての厄介な問題の一つなのです。
教会で聞かされた通りのことが本当に起きるものと信じ切っているものですから、自分からその考えに疑問を感じるようにならないかぎり、傍(はた)からはどうしようもないのです。“死ねばガブリエルのラッパが聞こえるまで墓地で待つもの”という信念を全生涯を懸けてつくり上げてきているわけですから、その信念が崩れないかぎり、いつまでもその牢獄から抜け出られないのです。そうした人間に“もう死んで霊の世界にきている”という事実を信じさせることがどんなに難しいか、皆さんには理解できないでしょう。“復活の日まで待ちます”と言って、その場から離れようとしないのです。」
また、地上の宗教は勿論ですが、霊的真理においても本質は信仰になります。しかし地上の宗教は人間によって作られた人工的なもので、結果として無限の深さと霊的成長が得られません。それどころか信仰すればするほど魂まで深く染み込んでしまい、ガブリエルのラッパの例のように死後においても長い年月、害を及ぼすようになります。
対してスピリチュアリズムの説く霊的真理は事実そのものですが、その内容をそれぞれの理性によって厳しく評価するように説きます。そして納得したものを自分の物とするように説き、そこが地上の宗教と違う点です。
また真摯に探求する人に対しては霊界が存在すること人間の本質が霊的存在であることを実証出来るだけの周到な準備が行われ、十分な証拠も残されています。
そして霊界が存在すること人間の本質が霊であることの背後にある意味は肉体を持った地上での生活は、人間の霊的成長の為にあるという一番の目的が有ります。
人類が人間の本質は霊であること、人生の目的は霊的成長にあることを自覚することにより全ての存在は神様を親とした霊的家族であることに気づき、人類の霊的成長を第一に考える世界のあり方になることで、地上世界の真の平和と調和が訪れることになるのです。
しかし日常の生活の中ではこれらの大切な真理でさえも忘れてしまって過ごしていることが多いのが僕の実情です。そんな中でも霊的成長をしようと奮闘する方々と真理を学べるスピリチュアリズム・福岡サークルの読書会は霊的学びを深め実践へのエネルギーと意欲をいただける素晴らしい場所です。これも霊界からの導きだと本当に感謝しています。
沖縄の読書会はまだまだ霊的に高まるようなものでは有りませんが、良い読書会にできるように焦らずに一歩ずつ進んでいきたいと思います。
以下の文は今回の読書会での僕の感想文です。
今日の学びでは間違った宗教と教義は死後の魂まで奥深く強く縛り付けることを再認識できました。逆にスピリチュアリズムの霊的真理は地上での自由と霊的成長につながり、それは死後の世界での生活への備えになるという事実に基づく最高の思想だと再確認できました。今日学んだ部分も真理の基本的な部分かと思いますが、自分自身の中ではそれさえも忘れることが多いのが実情です。また純粋な道具意識に徹する、これもまさに基本かと思いますが、これさえも非常に困難で悪戦苦闘の毎日です。真理を理解するのみではなく、より多く、深く自分のものにできるようにこれからも頑張ろうと思います。
*スピリチュアリズムの霊的真理は霊界での周到な準備のもとで進められてきましたが、初めは派手な物理的霊現象を見せることで人間の目を引きました。そしてそれを科学的物理的手法に基づいて厳しく検証させることから霊的現象の存在を認めさせ、目に見えない世界の実在を示しました。そして、そのあとには目に見えない霊的世界があること、人間の本質が霊であること、人生の目的は霊的成長であること、世界の人間は神様を親とした霊的家族であることを伝え、その事実に基づく道徳的、哲学的な思想を説くことを目的としています。
*霊的真理の探求、霊的成長の道は地上でもそうですが、死後にも続くイメージすら難しい無限の深みがあるので道徳的、哲学的という言葉では十分な意味を伝え得ないものでもあると思います。
スピリチュアリズムの霊的真理の大枠を学ぶのに以下の本が良いかと思います。注文もできますし、無料で全文の公開もされています。
スピリチュアリズム入門 新板
続スピリチュアリズム入門 新板
Posted by s.hirakawa at 21:15
│読書会