6月の関西シルバーバーチ読書会に参加してきました。今回もいつも通り活気のある読書会でした(^^)/。今回はスピリチュアリズムの思想体系から霊的事実に基づく死後の世界の様子について学びました。
肉体の死後に訪れる幽界と霊界、それぞれの違いについて、そして、肉体の死を自覚してから幽界・霊界へと辿るプロセスを考えながらこうしてブログを書いていると、人間は肉体を携えた地上でも、肉体を脱ぎ捨てた(肉体の死後)あとの死後の世界(幽界・霊界)でも、霊的成長をなしていくように神が色々な摂理(仕組み)を作られたのだと改めて感じます。
反面、霊的無知・霊的未熟で自由意志の使い方を誤った結果、地縛霊となる可能性もあり、そういう人々が直接間接的に地上と霊界に多くの悪影響を与えることになってしまいます。地上的視点で見て問題なく人生を終えても、霊的無知のままで人生を終えると一から教育をしなくてはならなくなり霊界の方々が多くの霊的エネルギーと労力を割くことにもなります。そういった不幸を防ぐためにも地上世界に霊的真理が根付き、学問教育、社会制度など様々な分野で活用されるようになることが何よりも大切だと思います。
霊的真理実践への意欲を高める情的な部分、霊的真理の知識としての側面も大切にし、より深い実践理解へつなげることが大切だということを理解でき、学んだことを沖縄の読書会にしっかりと生かしていこうと、沢山の収穫を与えて頂いた読書会でした。
以下は今回学んだ資料から抜粋し、まとめた内容になります。
●スピリチュアリズムの霊的事実に基づく、死後の世界に一般的人間がたどるプロセス
《 死 》
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《 死の直後 》
死の自覚を得るのに個人差がある
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《 幽界 》
幽界は最初に訪れる場所でとても地上に似ているが、徐々に霊界の生活に
馴染めるようにそれぞれに必要なプロセスを経て、地上的意識・地上臭を拭
い去るために存在すると考えられる
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《 霊界 》
霊界は自身の霊性に合った霊的世界で、霊界に行ってから本格的な霊的成
長のプロセスを歩むようになる。
* 上の図は霊界・幽界・暗いスポット(霊的地獄・地縛霊のいる世界)を示します。
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★以下の文は幽界についてシルバーバーチが説明している部分です。
こちらへ来てまだ霊的バイブレーションに順応していないうちは、地上時代と同じパターンの生活を営みます。低級界、いわゆる幽界は、いろいろな点で地上とそっくりです。これは、新参者にショックを与えないようにとの神の配慮なのです。いきなり環境が変わると順応が難しいからです。
そこで、今おっしゃった方のように、こちらへ来てからも引き続き朝と昼と晩の生活を営む者がいることになります。そういうものという固定観念を抱いているために、そうなるのです。こちらは思念が実在となる世界です。意識の変化が生じない限り、その状態が続きます。それとは別に、地上に残した愛する者の面倒を見たくて、より高い世界への向上を望まない者もいます。
こちらにも庭があり、家があり、湖があり、海があります。それぞれに実体があります。実在なのです。フワフワとした、形態のない世界ではありません。住民はやはり人間的存在です。ただ、物的身体がないというだけです。霊界の自然環境は芸術的な美しさにあふれ、とても言語では表現できません。
家屋に住まうということは自然なことです。こちらでも家の中での生活がありますが、こちらの家は、地上時代にその人が培った霊性が反映して自然にこしらえられているという点が、地上と違います。その家に庭があることも自然なことですが、庭の手入れは、しなければならないと思えば、すればよろしいし、特に手入れをしなくても、その人の霊性に応じて手入れがなされます。そのように霊の世界の仕組みができているのです。だからこそ新参者もショックを受けずに霊的環境に適応していくのです。 最後の啓示 38ページ6行~39ページ11行
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●幽界の環境とそこでの生活
①外見上は地上とそっくり、地上界にあるものはすべて存在
②地上世界と違って、物質がないため時間と空間の制約がない
③地上世界との最大の違い―――意識(こころで思ったこと)が実現・形体化する。欲しいものが自由に手に入れられ、願い事が実現する。「シルバーバーチの教え下巻148ページ3~8行」
④肉体の代わりに、霊体が新しい身体となる。(最初は多くの人が肉体を持っていると慰安違いする)地上時代の身体の不自由さはなくなり、軽やかになる。疲れも障害もなくなり、若返ることもできる
⑤肉体がないので、肉体を維持するための飲食・睡眠が不要になる(ただし食べたいと思えば好きなものを食べれる)
⑥地上と違って、心(精神)が中心となる。地上ではモノ・物質が中心だったが、幽界では物質・物体はなんの力も持たない
⑦心と心がテレパシーで通じる。言葉を用いずに思考内容(考えていること)や感情などの心の内容が相手に伝わる
「シルバーバーチの教え上巻」194ページ6~8行
「シルバーバーチの霊訓――地上人類への最高の福音」27ページ後ろから3行~28ページ3行
「シルバーバーチの教え下巻」148ページ2行~5行
⑧思うだけで、場所の移動が行われる。生きたい場所に瞬時に行くことができる
「シルバーバーチの教え上巻」198ページ1~5行
⑨自分自身の心的(霊的)内容が周りの人々にストレートに知られる。そのため地上のようにウソや隠し事ができなくなる
「シルバーバーチの霊訓――スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ」117ページ10行~最後の行まで
⑩地上で知り合いだった人、愛し合った人、歴史上の人物と会うことができる
「シルバーバーチの教え上巻」195ページ7行~最後の行、193ページ1~2行、3~7行
⑪昼と夜の区別がない
「シルバーバーチの教え上巻」197ページ後ろから4行~最後の行
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●幽界での霊的純化プロセス
・霊界という純粋な霊的世界に入る準備段階として、地上的意識・地上臭を拭い去る。これが霊的純化のプロセスで幽界での一番の目的
・すでに霊的純化が進み、幽界の生活が必要なくなると霊界に入っていくようになる。時には、死後幽界を素通りして霊界に入っていくような人間(イエス)もいる。
・誰でもやがて、幽界での欲望が自由に叶う生活に飽きるようになる。
自身の肉体が死んだことを自覚することで幽界での生活が始まる。
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幽界で地上時代の願望を思う存分叶える。
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物的願望が全て叶うが、その生活に飽きて内面的(霊的)成長を求めるようになる。
*人間は霊的本能として神性を賦与され、自由意志を持ちながらも最終的に霊的
成長を目指すようになっている
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霊界に移行する段階で、一時的に眠ったような状態になる。
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気が付いたら、新たな世界’’霊界’’へと移行している。
次回に続きます。読書会で頂いた資料からの引用をしていますが、スピリチュアリズム普及会からの許可を得ています。